こちらの記事について、27章を書かれたとりすーぷさんから直接教えていただけました。
正しいダウンロード方法をリポジトリのREADMEの方に追記しておきました。
— とりすーぷ (@toRisouP) 2021年7月26日
LFSは画像などの重いファイルをGitで扱うときに、実体は別のストレージに保存してリポジトリ内にはその参照だけを入れておくというGitの機能ですね。DownloadZipすると「参照」しかもってこれないのでそうなります。
READMEへの追記内容は以下の通りです。
Git LFSを用いているので、必ずGitクライアント経由でチェックアウトしてください。
GitHub上のダウンロードボタンからZipファイルとしてダウンロードした場合は画像などが正しくダウンロードできません。
以下の内容はGitHubがわからない方や、間違えてDownloadZipしてしまったとき(GitHubがわかるならCloneしたほうがいい)の対処法として必要ならお読みください。正しい描画結果は記事の最後の画像です。
間違えてDownloadZipしてしまったときの対処法
Unityゲーム プログラミング・バイブル 2nd Generationの27章「UniRxを用いたゲーム開発」のサンプルゲームを動かしてみました。本来、詰まるところではないですが、不慣れなためそこそこ詰まったので、記事にして残しておきます。
検証時の環境は以下の通りです。
OS:Windows 10
Unity:2020.3.8f1 Personal※
※2020.2.1f1で確認後、2020.3.8f1にアップグレードしても問題なし
初心者には辛めのエラー数
はじめに、コードをダウンロードしてプロジェクトを開くと、以下のようなエラーメッセージが大量にでました。再生してみると、画面にはスコアなどの文字情報しか表示されず、プレイできない状態でした。
スプライトの上書きでOK
エラーをよく読んでみると、どうやらスプライトをうまく読みこめていないようです。まずは以下のURLにあるサンプルゲームで使用しているアセットをダウンロードしました。
ユニティちゃん 2Dデータ
ユニティちゃんピクセルアートパック for アクションゲーム Vol.2
これらのデータを別のプロジェクトで読みこみ、該当するスプライトの部分のみコピーして、サンプルゲームのアセットを上書きしました。上書きしたのは以下のフォルダです。
UnityChan2D\Sprites
UnityChan2D\Demo\Sprites
UnityChan\2DUnitychan\Sprites
タイルのサイズを修正
スプライトが表示された結果、ゲームが動作するようになりました。しかし、以下の画面のようにタイルのサイズがおかしくなんだか変です。
こちらはスプライトを上書き保存した影響か、Blockのインポート設定がおかしくなってしまったようでした。Block(Texture 2D)インポート設定でユニット毎のピクセル数を8から16にすることで、タイルの描画とコライダーの両方を正しいサイズに変更できました。
以上の設定を終えて、再生すると以下の画像のようにサンプルゲームを正しく動作させることができました。
・・・以上のようにできた感じで記事を書いていましたが、GitHubからCloneした場合は以下のような見た目になります。背景のピラミッドがきちんと表示されて、ようやく正解でした。