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プログラミング・VR・ドローンとか

スタートアップカフェコザのプログラミングスクールの内容・学んだこと・メリットとデメリットなど

スタートアップカフェコザ(スタカフェ)のプログラミングスクール(11期)を受講しました!その内容と学んだこと、メリットとデメリットを書いてみます。

 

ただ、2019年5月からスタカフェは別の運営組織に変わってしまいました(旧スタカフェの講師やサブ講師も、当時の方は多くが抜けてしまっています)ので、こちらの記事はあまり参考にならないかもしれません。ご了承ください。

 

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★卒業制作のチームでつくったWebアプリ「できたできた」のトップイメージです。デザイン担当のhaccoさんのセンスが光ります。

 

 

講義のスケジュール・受講料

受講していた期間は2019年01月14日~03月08日の2か月で、昼コース13:00~16:00で受講していました(夜コースは19:00~22:00)。

 

受講料は沖縄市なら2万円、市外なら4万円でした。正直、びっくりするくらい安く、このタイミングで受講できてよかったと思いました。

 

講義のスケジュールとしては、

  • Web概要(2日)
  • エディタとプラグインのインストール、Chrome検証の使い方、
    HTML&CSSの基本と注意点(1日)
  • HTML&CSS(5日)
  • JavaScript & jQuery(4日)
  • ディレクション(2日)
  • Webデザイン概論(1日)
  • フローチャート講座とCSSフレームワーク講座(補講)
  • ワイヤーフレーム(1日)
  • Python(3日 - うち1日は環境構築)
  • データベース SQL(3日)
  • フレームワーク Bottle(6日)
  • チーム制作(11日)
  • 発表(1日)

といった感じでした。

 

最後の2週間のチーム制作はチームごとに集まって、わからないところは講師やサブ講師の方に質問するというスタイルでした。

 

ぼくが受講したときは同期の皆さんのスキルが高く、同期の方に教えていただくことが多かったです。授業では習っていないAjaxをもちいた非同期通信で「いいね機能」を実装したチームも2チームあり、頼もしい皆さんでしたw

 

受講前にしておいたほうがいいこと

それぞれの講義の前に予習として、Progateの対象のコースをひと通り終えていることが推奨されていました。

 

そのため5日目までに、

  • HTML&CSS:初級編・中級編・上級編

10日目までに、

  • JavaScript(ES5):Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
  • jQuery:初級編・中級編・上級編 

15日目までに、

  • Python:Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
  • SQL:Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
  • Command Line:基礎編

を予習している必要がありました。

 

Progateの道場コースや実践編、PythonのⅣ・Ⅴは余裕があれば…という話でした。ぼくは暇だったので、はじまるまでにLv.150くらいまでやって(一通りやったらそれくらいになります)、最終的にLv.270ほどまでやりました。

 

同期の方をみていても、特にプログラミング未経験ならProgateをきちんとやっていないと、理解度に大きな差がでているように感じました。逆にやりすぎてると暇な講義も多く、自習していました。

 

Progateの学習(に限らずあらゆる学習)はあくまでもじぶんのためにやることなので勝手といえば勝手ですが、最後のチーム制作でどの程度貢献できるか、受講してよかったと思えるかなど大きく関わるので、Progateをやれるだけやっていてよかったと思いました。

 

受講して特に勉強になったこと

受講前のぼくのプログラミング経験は、計算言語(FORTRANやMatlab)によるプログラミング経験、ブログやツールを使ったWebサイト作成の経験、Progateでの学習経験でした。

 

ぼくは計算言語は得意だったのでバックエンドの基本は問題ありませんでしたが、フロントエンドには苦手意識がありました。特にjQueryは、JavaScriptで書くより格段に短く書けることを講義で教わるまで、めちゃくちゃ嫌いでしたw

 

個人的にスクールで特に勉強になったのは、

  • エディタ(VSCode)とプラグインのインストール
  • 環境構築(JavaScript、Python、SQL、Bottleなど)
  • 講師やサブ講師陣によるサポート
  • ディレクション
  • フレームワーク Bottle

でした。

 

エディタと環境構築

Progateでもエディタや環境構築の記述があるんですが、いまいちしっくりこず、スクールで丁寧に教えてもらえて、とても助かりました。

 

環境構築は暗黙知であることも多く(Qiitaなどで多数の記事がありますが、わかってることが前提な記事が多い気がします…)、これでいいんだ!みたいな「わかった」が気持ちよかったです。

 

初心者ひとりだとつまづくところのサポート

パスが通らないなどのぼくのWindows PC固有の不具合もあり、講師のタイチさんや、サブ講師の神無月さんに一緒に調べてもらえて、ありがたい限りでした。

 

Web制作を仕事にする前に知ってよかったディレクション

Daiさんのディレクションの講義は、サービスをつくったり、仕事をするときにとても大切な視点を教えていただけ、学びが深かったです。プレゼンテーション用の資料も洗練されていて、知識に裏づけられた資料の凄みを感じました。

 

小さなWebアプリにぴったりのフレームワーク Bottle

フレームワークのBottleはデータベースを使った動的なWebアプリを簡単につくることができ、非常に有効なツールでした。Progateには含まれていないですし、DjangoやRuby on Railsなどよりわかりやすく、卒業制作にぴったりだと思いました。

 

バックエンドのPythonに苦手意識はありませんでしたが、PythonベースのBottleでは会員登録や、ログイン機能、データの入力と保存など、教わらないとできなかっただろうな~と思うところが多々ありました。

 

動的なページにしない限り、バックエンドやデータベースの知識は活きませんし、ただの静的なWebサイトならこれまでもつくれたので(ツールを使えば誰でもつくれるので…)、学べてホントによかったです。

 

最高の学びは「チーム制作」!?

チームメンバーは3~4名で、ぼくのチームは3名でした。

 

納期は2週間と決まっていますし、その間に企画して、要件定義して、サイトマップを作成して、デザインの方向性を決めて、ワイヤーフレーム、トップページデザイン、下層ページデザイン、HTML & CSSコーディング、フロントエンド実装、データベース要件定義、データベース設計、システム開発(bottle)、キャッチコピー/原稿作成、文字原稿HTML入力、素材収集、情報収集、動作検証、発表用プレゼンスライドパワーポイント作成・・・

とやらないといけないことがたくさんありますw

 

初心者のみ・2週間での卒業制作

大前提として、チーム全員がプログラミング初心者なので、このチーム制作のひと通りの過程すべてを体験したことがある人もいませんw おもしろいですね。

 

ぼくのチームでは、このような事情を考慮して、必要最低限のコア機能に絞ることを重要視して、サービスの設計を行いました。当初の作成予定ページは2ページでした(最終的にコア部分は3ページになりましたが)。

 

役割分担は、Bottleとデザインは明確にわかれていましたが、それ以外はみんなで協力して、よりよいサービスになるよう力を尽くしました。

 

チームって素晴らしい

あーーーめんどくせーーーとか、これができたらいいのになぁみたいな話も、チームで話していると、代わりに調べてもらえたり、実装してもらえたりと、何にも代えがたい体験でした。チームっていいですねw

 

デザインは元々デザインを仕事にしている天才デザイナーの方に担当してもらえたので、テキトーな落書きがあっという間にしっかりしたWebサイトのデザインに変わるところを何度もみて、驚きました。スキルがあるっていいですね!

 

ホワイトな環境で開発できた

ぼく個人としては、人生初のWebサービスのチーム制作でデスマーチになって最悪な思い出になる…なんてこともなく、基本的に13~16時の間に集まるのみで(残っても1~2時間)、土日に集まることもなく、「Web制作って楽しい」と全員の総意として思えたのがよかったです。

 

下の画像は、マレーグマがレンガをどんどん積んでいく機能として作成したもので、「できた」の数に応じて動的に画像が変化するようにつくりました。些細な機能ではありますが、遊び心のある機能をメンバーみんなのアイデアで付け加えられたのが、とてもよかったと思っています。

 

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メリットとデメリット

以下に、個人的に感じたメリット・デメリットをまとめてみました。

 

メリット

  • 2か月間2万円(市外は4万円)でプログラミングが学べる
  • 環境構築を丁寧にサポートしてもらえる
  • フロントエンドとバックエンドの両方をバランスよく学べる
  • チーム制作の雰囲気を学べる(Gitを使った開発は学べない)
  • 簡単なWebアプリ(サイト)をつくれるようになる

 

デメリット

  • 予習や自習ができない人は向いていない
  • 2か月間平日3時間の講義のため、拘束期間が長い
  • チーム制作期間は受講生にほぼ丸投げ
  • つくったアプリをHerokuでデプロイしても使えない
  • 学んだ技術を活かせる人は多くない(仕事に直結しにくい)

 

ちょっと辛口な感想

先ほどまでいい話を中心に書いていたので、ここからはちょっと辛口な感想をw

 

ぼくが受講したコースは初心者向けなので当然と言えば当然という側面も多々あるので、その点をご承知の上、興味がある方はお読みください。

 

卒業後はクラウドソーシングで仕事をとることが推奨されていましたが、実際に仕事をとって稼いだ人、稼いでいる人は極わずかです。クラウドソーシングではWordPressの案件が多く、そちらの技術(PHPなど)を学びたかったと言っている人もいました。

 

離脱率が低くほぼ100%卒業という話でしたが、実際にはあまり参加できず、十分学べなかった人も少なからずいるように感じました(フェイドアウトした人もいました)。

 

卒業試験もなく、資格を受験するわけでもないので、学習レベルのばらつきは非常に大きいです。卒業制作でも何もできなかった人と全部やった人に二分されるほど、ばらつきのあるグループも実際にありました。

 

当時、サブ講師には専門性の高い方もいましたが、プログラミング経験が浅い人も講師をしている印象でした。スクール自体はカリキュラムがあるため成立していましたが、質疑は専門性が高いサブ講師か、自力や同期の方の力で解決することがほとんどでした。

 

以上。

 

卒業制作でつくったWebアプリはもろもろ手を加えて、正式にリリースしました!

www.valuestock.info